薬を使ってもつらかった生理痛が、改善した症例【大阪市都島区 20代女性】
今回の患者さんは、10代から生理痛がひどく、婦人科で痛み止めや、ホルモン剤などの処方をしている方でした。ただ、薬は徐々に効果が出なくなったようで、次第に症状が再燃し、来院当時は、手足の冷えや、生理痛で下腹部の痛みが非常に強くなっており、生理期間中は痛みのせいで眠るのもままならないほどになっていました。
初診時は生理の1週間ほど前で来院されており、すでに下腹部に痛みが出ていました。
これは、生理前症候群(PMS)と言われるもので、生理中だけではなく、生理の前後も体のだるさや痛みが出る状態です。 基本的には、通常の生理痛よりも病態が進行すると、生理中だけでなく、生理の前後1週間程の期間もしんどい時期が続きます。 つまり、1カ月のほとんどを、この症状と共に過ごす形となるため、心身ともにとてもつらい状態となります。 東洋医学的に診ても、単純な生理痛とは違い、病態が進行したことで複雑な状態になっているのが、お話を聞くだけでも分かりました。 当院では、その知識に加えて、脈や舌を見て診断するのと、腹部の触診を行うことでより明確に原因を探ることができます。 病態としては複雑化していましたが、まだ年齢が若かったのもあり、数回の施術により普段の痛みやしんどさはほぼ改善されました。 生理中のみ、下腹部の痛みがありましたが、それは痛み止めの薬で抑えることができていました。 これは施術効果により体の免疫力が向上したことで、効かなくなっていた薬が効くようになったという事で、これが当院の鍼灸施術の一番の強みです。 薬は最初の効果は非常に強いですが、それはあくまでも一時的な効果にしかならず、続けて服用していると、どんどん体の免疫力が低下してしまいます。 『免疫力を上げる』という事が、現代医学でも難しいことが、鍼灸施術を正しく行えば可能となります。 この免疫力がしっかり備われば、薬も必要なく自然に自分の体で痛みなどの症状を抑える事が可能となるため、症状が軽減したからと言っても油断せず、そのまま通院を続けて頂きました。 それにより、初診から3か月弱で生理痛に関する症状はほぼ改善し、通院を終えました。 本人の表情も、最初の来院時よりはるかに明るくなり、こちらとしても嬉しい限りでした。 婦人科疾患でも鍼灸が効果あるの?と言われることも多いですが、子宮内膜症などの子宮筋腫やチョコレート嚢腫、PCOと言われる、現代人に多い多嚢胞性卵巣症候群なども、当院では改善する例が多くあります。 病院でも難しいと言われた方なども多く来院されますので、ぜひ一度ご来院くださいね。*この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2020年05月01日