バセドウ病と鍼灸治療
「バセドウ病」聞いたことある病名かもしれません。まえだ鍼灸院にもバセドウ病のお客さまが
沢山来れれます。でも、バセドウ病の治療っていうよりは、
来店のきっかけが「美容」だったりします。お友達に紹介されてみたいな。
バセドウ病は、免疫の異常によって起こる自己免疫疾患です。
私たちの体には、外敵から身を守る免疫機能が備わっていて、
細菌やウイルスなどが侵入したとき、抗体をつくって排除しようとします。
自己免疫疾患では、何らかの理由でこの免疫システムに異常が起こり、
自分の体の成分も敵とみなし、自分自身を攻撃する抗体をつくり出してしまうのです。
バセドウ病の場合、敵とみなされるのは甲状腺にあるTSH受容体といわれる部分です。
ここは、脳の下垂体から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)を受け取る受容体ですが、
これが敵とみなされると、TSH受容体に対する抗体がつくられ、
TSH受容体を刺激します。すると、甲状腺ホルモンがつくられ続け、
過剰に分泌されることになります。
このようにバセドウ病は、免疫の異常によって起こることはわかっていますが、
どうして免疫異常になるのか、根本原因は明らかになっていません。
治療方法は一般的には薬物療法、そして緊急性を観て
手術もあり。
鍼治療、きちんと適切に行えば効果あるんですけどね、
まだまだバセドウ病と鍼灸治療なんて
結びつかないですよね。
「バセドウ病なんですけど、大丈夫ですか?美容鍼って」なんて
質問が来ますからね。当然ですよね。全く結びつかないんですから。
でも、自己免疫疾患の治療なんて
ハリは得意中の得意ですから。
もっともっと、ハリを広めていく必要性があるなぁと
つくづく思います。
だって人の体には自然治癒力があるんですもの。
まずは、薬じゃなくて先にそっちを使わなきゃ!!
*この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2012年05月16日