子宮内膜症と鍼灸治療
子宮内膜症、最近よく耳にするようになった疾患名ですね。まえだ鍼灸院にも
内膜症の方はたくさん、来られますよ。よく聞く割に、でもどういう病気なのか・・・?
意外と判ってなかったりしますよね?
子宮内膜症とは、一言で表現するなら「月経が子宮の中以外の場所で起こる」こととなります。
ますます「・・・・・?」という感じでしょうか・・・?まず、月経(生理)について、考えていきましょう。
子宮の内側には生理機能を営む膜「子宮内膜」があるんですね、
妊娠すればそこに受精卵が着床し胎児を形成します。
妊娠しなければ、その内膜は剥がれ落ちて外に出血となって出ていきます。
これが生理(月経)ですよね。
実は子宮内膜は2~3日で剥がれ落ちているのです。でも、生理の出血は5~7日もありますよね。
なぜかというと、子宮の内腔は3~5mlしかありませんが、剥げ落ちた子宮内膜、月経血は20~50mlあります。
要するに出口が小さすぎて一度に流れ切らないってワケですね。
まず、1日目は子宮口を開き、2日目にやっと開いた子宮口から内膜が流出してくれるって
しくみなのです。3日目から出血量が減少して5~7日で出血が止まるって事ですね。
なかなか、スゴイ仕組みで体は働いてます・・・
まだまだ、生理の仕組みは複雑なのでしばらく内膜症のお話をしますね。
長くなるので続きは次回で。
*この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2012年10月17日