更年期障害と鍼灸治療
女性の閉経時における、体調不良はとても様々な形でやってきますね。
女性同士でも症状が人それぞれ違い過ぎて、良く判らない・・・・なんてことにも。
西洋医学の世界、いわゆる、病院ではそれらの現象に対して
個別個別にアプローチします。
それとは違い東洋医学、鍼灸の世界では更年期障害の症状の根元部分を探し出してアプローチします。
何度かホームページ上では触れているのですが、一つの臓器や現象だけを取り上げて
判断するのではなく、
様々な臓器が密接に絡み合って人の体を作り、何かしらの症状を引き起こしているという考えですね。
どっちが正しい、こちらが優れている、ではなく
どちらも良いところを認め合って、一人でも多く更年期障害の症状に悩まされている女性が
楽になればいいなぁ・・・・って思います。
では次に、閉経時の女性の体を東洋医学的に判断するとどんな状態か、
お話していきますね。
閉経期前後には、生殖器に最も関連ある臓=腎がお休みになるとお考えください。
長い間、生殖能力の中枢を担ってきた結果、腎は疲れ果ててます。
生命力の根である腎、そして水を司る腎が働くペースを落としますので、
腎水が枯れ、肝火が高ってイライラ・疲労・倦怠感などの症状が出るんですね。
また、根っこである腎が小さくなるため、花である心も重くなり
動悸や不眠なども発症してしまうのです。
人の体を小宇宙と捉え、様々な臓器が密接に関連すると言われる東洋医学ならではの
考え方ですね!!
*この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2012年11月22日