花粉症と鍼灸治療その2
「花粉症」とは、免疫系の異常です。
西洋医学界で免疫系の検査においてかなり進歩していて
細かい部分の原因も解明されつつありますが、
「検査」においての進歩が進んではいるが、
「治療」においては、これといった根本的な治療があるとは言えない状態ですね。
中医学の場合は、(鍼灸の場合は)
外的な要因と、内的な要因(その人自身の体の中の原因)をそれぞれ
あるいは同時に踏まえて治療していきます。
外的な要因として花粉は①風熱として考え、原因の一つです。
また、内的要因としては②体力の低下(中医学では陰血不足)
③ストレスや味の濃いものを食べる人、
④人工的な化学物質(車や工場から排出される有害物質、シックハウスなど)
⑤お酒やジュース類を多飲したり、冷たい飲み物、甘い物の取り過ぎ、運動不足
等があります。
①の症状は、通常の花粉症の症状として捉えますね。
②④は、激しい目の痒み、目やに、顔のホテリ、頭がクラクラするなどもあります。
③は、アレルギー体質が素因にあり、鼻づまり・鼻水・喉の痛みやイガイガなど
若干の風邪症状と間違われることもありますね。
⑤は目の症状があったり、鼻水が出るとすれば鼻汁が黄色で粘り気があります。
症状やその人の体質によっては多少の個人差があれど、
①から④においては、特に即効性があります。
週一回ペースで2から3回、それぐらいでマスクや薬が要らなくなります。
治療に伴う痛みもほとんど無く、むしろ、鼻がすーっと通る感覚がある方も多く快適な治療です。
あとは、「行動」あるのみ!!ですね。
*この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2013年02月21日