ニキビと鍼灸その3
ニキビ(にきび)を東洋医学的な見地で分けていくと・・・・
東洋医学(鍼灸)の世界では、体内で発生した余分な「熱」が
皮膚に影響を与え、ニキビ(にきび)が出ると考えています。
一般的には「熱」を「炎症」と思っていただければ、チョットは判りやすくなるかな・・・・
まず一つ目「肝臓からくるタイプ」(肝熱からくるタイプ)があります。
精神的なストレス、イライラ、過度の緊張状態が原因で
「肝の気」がスムーズに流れなくなって「熱」を持っているタイプ。
鍼灸では「肝の気」はストレスに反応しやすいと考えられています。
ストレスの強い状態が長引いて、体の中で「気」のエネルギーが停滞を起こすと
「熱」(炎症)になるというモノ。
そして、空気を考えても判るように、「熱」の性質は本来、上へ上がっていく。
それによって、背中の上の方、顔の両頬などにニキビが出来やすいというもの。
実際、顔の頬って、「肝の気」のエネルギーの通り道になっているんですよね。
そのために、ストレスや感情の波で肝の気の流れがスムーズに出来ないと
肌の代謝も低下して、熱が肌にこもって、ニキビ(にきび)になるというワケですね。
こういうタイプは紅色ニキビが多くて化膿しやすいんです。月経サイクルとも
関わりが強いですね。冷えのぼせにもなりやすいかな・・・
他にもニキビの原因がいくつかあるんですが、
長くなるのでまた後日で。
*この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2012年02月19日