腱関節周囲炎 （五十肩） 大阪府 ３７歳 女性
五十肩を訴え来院。 音楽家という職業柄、肩や腕を酷使されている。 痛みがあっても毎日の練習は欠かせないため、肩を休めることもできない。 鍼灸治療の経験はなく、友人の紹介で初めて受けてみることにしたという。
初回 左肩の痛みが強く、大腸系の経絡に沿って痛みが出ている。 動きもかなり制限されている状態。 頸部にも相当な負担がかかっており、振り返ることができなくなっていた。 体も疲れやすいと感じられているようだ。
近々リサイタルを控え、早く少しでも症状を楽にして欲しいと望まれていた。 鍼も違和感なくすぐ受け入れられていたので、全身を診て左肩の治療を行った。 治療後、すごく楽になったと喜んで頂けた。
二回目 本番に向けて忙しい中、なんとか時間を作ってお越し頂けた。 まだ屈曲、結帯動作時に痛みがあるものの、左肩の可動域が改善されていた。 引き続き全身の治療、経絡治療、局所治療を行った。
三回目 リサイタルの本番翌日に来院された。 ようやく少しゆっくりできるようで、脈もいい傾向になっていた。 肩も、屈曲、内転など、前面への動作は良くなっていた。 結帯動作の痛みが残るため、大腸経、肺経、三焦経にアプローチ。
五回目 少し期間が空いてしまったが、肩の調子は維持できているようだ。 ｢お風呂に入るとき、左肩が上がらないから右側を洗うのがすごく大変だった。 それができるようになったのが嬉しい！｣と言って頂けた。
七回目 結帯動作ができるまでに改善した。 ｢着替えがスムーズにできるようになった｣とのこと。 治療にもかなり慣れてきたので、肩の筋肉を緩め、筋力をつけるような 施術を行った。 治療後、左右一緒に肩を動かしてもらうと、後方向へも 右肩と同じところまで上がるようになっていた。
今後も継続して治療を行っていき、仕事面でもパフォーマンスが上がるよう 力を尽くしたいと思います！
＊この記事は個人の感想であり、効果を示すものではありません。
2013年12月01日
